Dynastic Records
Emerging music to and from Tokyo

Ralph Myerz & The Jack Herren Band
ラルフ・マイヤーズ・アンド・ザ・ジャック・ヘレン・バンド

Your New Best Friends

Release: April 22 2006 on Dynastic Records
Ralph Myers & The Jack Herren Band

ラルフ・マイヤーズ・アンド・ザ・ジャック・ヘレン・バンドは、ノルウエー人のDJでありミュージックデイレクターである、エーレンド・セルボルドの画期的な新プロジェクトである。1997年8月、ノルウエーのベルゲンでのローカルフェステイバルにアクトを頼まれたのがバンドの始まりである。エーレンドは既にベルゲン近辺では有名なDJであった。彼のライブをよりエレクトロニックにかつより技巧的に高めるため、トーマス・ロンハイムとタレジェイ・ストロームにそれぞれパーカッションとドラムとして参加してくれるようコンタクトをとった。このライブはフアンタジックで、評判も非常に高く、バンドの継続を願う声も強かった。彼等の運命は既に決まったー彼等はバンドを結成することにしたのだ。

「ラルフ・マイヤーズ」はエーレンドのDJネームであるが、(彼は60年代のB級官能(洋ピン)映画プロデューサーのルース・メイヤーのHPからこの名前をとった。)既にその名前は知られていたこともあり、バンド名にも続けて使用することにした。「私たちはまた、クラッシックな名前をつけるために、70年代の雰囲気を加えなければならないと感じていた。その時私たちはルース・メイヤーの世界観に惹き付けられていた。だから私たちは彼のカメラマンであるジャック・ヘレンの名前をバンド名に取り入れることを決めた。そして『ラルフ・マイヤーズ&ザ・ジャック・ヘレン・バンド』になったわけだ。」

ラルフ・マイヤーズ&ザ・ジャック・ヘレン・バンドはデビュ−アルバム「A SpecialAlbum」をレコーデイング、その作品はスマッシュヒットとなった。そして彼等はそのアルバムにより、ノルウエーのエレクトロニック・ミュージックシーンの潮流に入った。ノルウエー南西の街ベルゲンと言えば、Royskopp や Kings of Convenience などを輩出した注目の土地。実際、Royskoppとラルフ・メイヤーズは、出身地だけでなく、エレクトロニック・ミュージックのシーンに新たな風を吹き込んだ点でも共通している。

Ralph Myers & The Jack Herren Band live in Rennes

ニューアルバム「Your New Best Friends」はデビューアルバムより、さらにユニークでエキサイテイングなサウンドである。映画的なサウンドスケープとダンスビーツは流れるようなパワフルなダブ、速いテンポのブレイクビーツ、そしてスカンジナビア的な魅力に満ちている。情熱的でアグレッシブなダンスバンドは KissやACDC & Metallicaなどを感じさせ、同時に Ennio Morricone, Kraftwerk, Faltermeyer, George Clinton, Jamaican dub, A Tribe Called QuestとPrince.などのサウンドトラックにも影響を受けている。

エーレンドのソングライテイングとエレクトロニックの魔法、タレジェイとトーマスによるダイナミックなドラムとパーカッション。ノルウエー、ベルゲンにあるエーレンドのスタジオからこのアルバムは届いた。オープニングトラック「Kill the Habit」からパワフルなダンスソング「Dubspace」まで、このアルバムは音楽の様々な地平をカバーしている。深みのあるエキサイテイングなボーカルは彼の古い友人、ベルゲン出身の Even ‘Magnet’ Johansen によるボーカル。スイートなポップ「Lipstick」、強いエネルギーを持ったしかし懐かしさを感じるような美しいラブソング「My Private Night」といった楽曲もある。

エレクトロニック・クラブ・ミュージックだけでなく、このバンドはボーカルとサウンド、そしてパーカッションは力強いビートを刻む。スマートで興味深い、デイテールの凝った洗練されたブレイクビーツ。ダブやアップテンポな「ポップ」ミュージック、ヘビーなビートの効いた楽曲、そしてメロウでリラクシングな楽曲をも含む。このアルバムは、ノルウエーの魅力をふんだんに盛り込んだ、キラメクようなミックスである。